あの晴れわたる空より高く

＜基本情報＞

ゲーム名：あの晴れわたる空より高く
ブランド名：チュアブルソフト様
発売日：2014年9月26日
ハード：Windows
シナリオ：範乃秋晴先生
原画：ちり先生
エンディング：各ヒロインルートとまとめのルート
プレイ時間（目安）：25時間ほど

キーワード：ロケット打ち上げ、

＜あらすじ＞

※公式ページより簡略化

たった5人で始めたロケット開発。予算も設備も技術も足りず、多くの人が「不可能だ」と口にした。だけど俺が…俺たちは、誰一人として諦めなかった――
暁有佐のまっすぐな目に心を揺さぶられた主人公は、弱小ロケット部「ビャッコ」への入部を決める。しかし学園内の最大規模にして最高実績を誇るロケット部「ARC」の副部長、黎明夏帆に突然廃部を通告される。
廃部を免れるための条件は一つ、二学期までにロケット大会で優勝すること。
ロケットに恋する先輩部員「伊吹那津奈」や、いたずら好きの幼馴染「導木ほのか」らとともに、ビャッコの存続をかけてロケット開発を始める。
なんとしても自分たちの手でロケットを宇宙に打ち上げて見せる…！
高度100㎞――
あの晴れわたる空より高く――
そこに夢の結末があると信じて、俺たちは今日も走り続ける。

＜レビュー＞

総合評価: 86点

物語ジャンル	感動	鬱/残酷	死生観	trueEND	萌え
物語ジャンル	恋愛	SF	学園/部活	仲間/絆	戦い/争い

話評価：88点
ロケットを打ちあげる、そんな夢を抱いて部活動にいそしむ青春物語ですね。仲間とともに大会に向けて試行錯誤を繰り返し、沢山の困難を超えながら優勝を目指します。正直この手の部活ものは様々ありますし、ネタとしては斬新さはありません。ところがこの作品、ロケットの知識が半端なく盛り込まれていてリアルです。普通の物語だと細かい知識とかマニアックなところは省いてとりあえず何とか努力でなったぞ！とごり押しがちですが、この作品ではこうこうこういった原理が働きそのためにこの部品はこれだけ精工でなくてはならずさらにそのためにはこれが必要で…と細かいものですので、理解は少し大変ですが、逆にそのリアルの難しさがわかり、その分困難を超えた時の感動はしっかり入ってきます。とはいっても細かすぎてもわけわからなくなりますので、そのあたりの加減が良くできていたと思います。各ヒロインルートはまぁ手堅いというかこの手の話にありがちな展開ではありますが、最後のtrue？ルートは感動要素も強く、今までの各ルートでの奮闘もあってとても感動しましたね…ラストも想定通りでしたがしっかりまとまっており素直に清々しい気持ちになりました。
絵：16/20
ロケット関連の絵も多かったのですが、しっかり描かれていた印象です。
キャラ：9/10
なかなか個性豊かなキャラばかりで絡み合いが面白かったです。
BGM&歌：8/10
BGMは普通ですね。
演出&システム：8/10
ロケット打ち上げ時や各種テストの緊迫感は演出でよく伝わってきました。システムは普通です。

～感想～

部活ものは一つの王道ジャンルではありますが、その中でも独自の存在感を放っているようないい作品でした。彼女たちのロケットへの思いを、是非感じてみてください！

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